王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

リカちゃん絡みの思い出

前回リカちゃんキャッスルのノートを公開したが、私も子どもの頃はリカちゃん人形で遊んでいた普通の女子だった。
 
と言いたいところだが、私が小さい頃、実は家にリカちゃん人形は無かった。
その代わり、リカちゃんのお友達の「いずみちゃん」が2体あった。
なんでこんなことになったのか明らかではないが、恐らく以下のような経緯であったろうと推測される。
 
親戚の人が私に何か買ってやろうと思う。でもリカちゃんは持ってるだろうなと思っていずみちゃんをプレゼントしてしまう。これがいずみちゃん1体目。
しばらくしてまた別の親戚が(以下略)。
こうして、うちにはリカちゃん不在のままいずみちゃんだけが2体いるという不思議な状況ができ上がったのである。多分。
 
だからリカちゃんハウスは「いずみちゃんハウス」、その他「いずみちゃんのカードクッキング」「いずみちゃんのマクドナルドショップ」(置き換え後のネーミングです)などなど、リカちゃん不在のまま周辺アイテムが増えていった。
うちに本物のリカちゃんが登場したのは、私の6歳下の妹がリカちゃんで遊ぶようになってからである。
 
妹が遊び始めた頃には時代も変わり、リカちゃんの家族も増えたし(双子と三つ子含む6人きょうだいってどういうつもりだ)、ボーイフレンドや友達も変わったし、遊び方も変わっていった。

お化粧ペンなんていうアイテムがあった。アイシャドーやチークなんかに使える水性ペンだった。
そのうち、普通のペンでもできるんじゃね?と思って、私たち三姉妹の誰かがいずみちゃん(リカちゃんではなかった)の顔に油性ペンでお化粧してしまった。当然水では落ちないので「やべっ」と思って、お母さんのマニキュアの除光液でいずみちゃんの顔を拭いた。

顔が全部落ちた。
 
目も眉毛も唇も全部ペイントが落ちて、いずみちゃん1はのっぺらぼうになってしまった。
大爆笑した後、可哀想だから油性ペンでいずみちゃん1に顔を書いてあげた。しかし私も妹たちも絵が上手くない子どもだったので、変な顔になった。
またも大爆笑。
なんかいずみちゃん1には申し訳ないことをした。
たまに顔を書き換えて遊んでいた。
 
あと、1体だけあった本物のリカちゃんにも、妹と母が申し訳ないことをしている。
リカちゃんの髪の毛が汚れてきたとかで、人間用のシャンプーでリカちゃんの髪の毛を洗ったらしい。
そしたら、ちゃんとすすいだのにリカちゃんの髪の毛がベッタベタに溶けかけた感じになり、いくらすすいでも復活しなかった。
 
高分子関係の専門職の私が色々考えると原因が2つくらい推測できるんだけど、ここでは割愛する。とにかくベタベタで、使い物にならなくなってしまった。あのリカちゃんがその後どうなったかは覚えていないが、遊ぶ頻度は激減した。可哀想だ。
 
リカちゃんキャッスルで色々なリカちゃんを見て感心しつつ、昔のことを思い出したら少し申し訳ない気持ちになった。

帰りにいずみちゃんの件を旦那に言ったら、けっこうウケた。