王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

トロッコ問題

はい。有名なやつです。

線路を走っていたトロッコの制御が不能になった。このままでは前方で作業中だった5人が猛スピードのトロッコに避ける間もなく轢き殺されてしまう。この時たまたまあなたは線路の分岐器のすぐ側にいた。あなたがトロッコの進路を切り替えれば5人は確実に助かる。しかしその別路線でも男性が1人で作業しており、5人の代わりに1人の男性がトロッコに轢かれて確実に死ぬ。あなたはトロッコを別路線に引き込むべきか?


90%の人が、「1人を殺して5人を助ける」を選ぶそうです。

好きなものを最初に食べるか最後に食べるか、きのこの山たけのこの里かと同じくらい結論が出ない思考実験です。人の命がかかってる分だけこっちの方が真剣ですね。

初めて真剣に考えてみました。
私の答え言っちゃいましょう。

5人が作業してる路線に向かって突き進むトロッコ。私はポイント切り替え装置に手をかけながら「あ¨ーーーーー!」って言います。「動かない!動かない!」って言います。
5人死にます。
ぽかーんとした別路線の1人がやって来ます。
「みんな死んじゃった……?」と言いながら近づいてきます。
私は、「(切り替え装置)動かなかった…」って言います。
その別路線の人が装置を動かし、「動くじゃん」とか言います。
私は精一杯の演技で泣きながら「さっきは動かなかった……」って言います。
「動かなかったの……」ってダメ押しまでします。

この問題、どちらを助けたとしても助かった側が罪悪感を持ってしまうと思うんですね。

どっち選んでもわだかまりが残るので、5人に死んでもらいます。5人になんやかんや言われるより、1人になんやかんや言われた方が負担が少ないから。

しかし数の問題じゃなく、トロッコの進行方向に1人、切り替えた結果が5人だったとしても、私は「切り替えない」道を選びます。その場合も「切り替え装置が動かなかった」演技をします。むしろ進行方向に1人しかいなかったことをラッキーと思います。そういう点では「5人死なせるよりは1人死なせる方がいい」意見です。

はい。自分の責任じゃなくあくまで「切り替え装置が動かなかった」体を貫き通す所存でおります。自分の手を汚すか汚さないかで言ったら、汚しません。装置のせいにします。
私は責任を負いたくないのです。

クズですか?サイコパスですか?

どっち選んでも同じだよ。