年末年始は私と子どもたちだけで私の遠距離の実家に帰ることにした。
今までは旦那も一緒に行っていたが、現地は田舎で何もすることないし、特に北国の冬は外出すらしたくないし、私の実家ということでアウェー感半端ないし、ということで、じゃあ今回は私と子どもたちだけで行くわ、ということになった。
旦那がそのことを職場で嬉しそうに言ったら、同僚の方に口々に「それ、きっと寂しくなるよ」と言われたらしい。
えええーー？
そうなの？
いや、私の感覚でいくと、もし旦那が子どもたちを連れ出して数日留守にするよと言われたら、
「ひゃっほぉぉぉ～～い！！一人の時間！純粋に一人の時間！何しよう！」
ってなる。完全にご褒美タイムである。嬉しくてゴロゴロゴロゴロ転がる案件である。
それは旦那の子育てっぷりを信頼してるからなんだけど。
あと、旦那がいたからといって私が好きなことをできないわけではないんだけど、完全に一人なのと、誰かが一緒にいるのとは大分違う。
旦那も、職場で言ったときは「一人の時間ひゃっほぉぉぉ～い！」のつもりだったのに、みんなが「寂しいよ」とか言うから、「そういう感覚なの？」と思ったらしい。羨ましがられると思ったらしい。
まあ人それぞれっちゃそれぞれなんだけど、私たちは結婚が遅くて、それまではそれぞれ独身の自由を謳歌していたのだ。
子どもたちもかわいいし、今の生活に特に不満はないんだけど、独身の自由を存分に知っているわけだ。
独身は何だってできる。深酒して昼過ぎまで寝ていようが、好きなときに好きなもの食おうが、気まぐれでふらりと遊びに行こうが、自己責任の範囲内で何だって自由。
だから私としても旦那に束の間の自由を味わわせてやろうと思っての「私たちだけで実家行くよ」だったのだ。嬉しいだろうと思ったのだ。現に旦那はとても嬉しそうだった。
だから、旦那同僚の反応は意外だった。
もしかしたら旦那同僚はみんな夫婦ラブラブなのか？だとしたら素晴らしいことだけど。
うちがラブラブなのかと言われたらラブラブではないな。結婚が遅かった割に、既に「家族愛」に昇華されとる。
似たような事例で、私の後輩の話がある。
その子は20代前半の男性で、早く結婚したので既に子どもが2人いる。
飲み会で帰りが遅くなると言うと、奥さんが嫌な顔をするようだ。
私だったら、旦那が飲み会で遅くなるなんて聞いたら即「ひゃっほぉぉぉ～～い！！」だわ。夕食は適当（旦那はむしろ手抜き推奨派なのに）、子どもたちは早く寝かせて旦那の帰りまでに存分に好きなこと（主にインターネット）してやる、という野心満々である。
だから、「ゆっくり飲んできてね！なるべく終電で帰ってきてね！」って言う。
旦那が予定より早く帰ってくるともう、目に見えてがっかりする。
しかし、後輩の奥さんは違うらしい。早く帰ってきて欲しいみたいなのだ。
同僚の既婚子持ち女性と一緒に、「ええ～～」って言った。そう、私と同じスタンスの女性が我が職場にいるのだ。
その人と一緒に、「（後輩）くんは必要とされてるんだね。ラブラブだね。」とか言った。
一人の時間を愛する人とそうでない人がいるんだな、と考えるいい機会になった。もしくは、旦那の浮気でも疑ってる人か。
結婚してる人で、数日間一人になれる機会があったら自由を満喫できる派と寂しくなっちゃう派、どっちが多数なんだろう。
人それぞれなのはわかってるんだけど、世間的に、どっちの感覚がメジャーなんだろう。
