王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

聞こえますよ

文章を読んでるとき、頭の中で音声に変換されてるっていう方、挙手して下さい。
 

✋< はい
 

わたくし、黙読してても、頭の中で音読してるみたいな感じになってます。

小説を読んでるとき、台詞はもちろん登場人物の声を想像して当てていますが、地の文にも声があります。
地の文の声は、書き手によって違うのですが、落ち着いた低めの女性の声であったり、NHKのアナウンサーのような男性の声であったりします。大体は落ち着いていますが、文体にクセがある場合はその限りではありません。
 
書き手が同じなら同じ声で聞こえるかもしれません。たとえば一人の人が複数のHNを使っている場合、同じ声で聞こえることがあります。まあこれは知らされてから「やっぱりね」ってなる場合が多いので眉唾なんですが、その人がHN毎に文体を大きく変えていない場合は、私の脳内で再生される声が似ているんですよ。
再生される音声は文体に依存することがわかりました。
 
面白い小説を読んでいて展開が待ちきれなくなると、目で追う文字とそれを処理する脳に対して音声が追いついてこないことがあります。音声、めっちゃ早口になります。「落ち着け」と突っ込みを入れたくなります。
音声が追いついてこない場合は、もう音声は置いてけぼりで速読みたいにして最後まで読んで、概要だけ理解します。その後、音声と共にゆっくり読みます。RPGでいうところの1周目は最速クリア、2周目にじっくりプレイです。
私は意外とせっかちなので、話の続きが早く知りたくてしょうがないのです。
だからかなあ、最近映画を倍速で観る奴がいるという、巷でけしからんとされている行為に対しても、その気持ちがある程度わかってしまうんですよ。「概要を早く知りたい」んです。

2周目に、落ち着いた音声がやっと聞けます。

ブログ等を読んでいても、皆様の文章から声がします。私のイメージによる勝手な声なのですが、かわいらしい文章からはかわいらしい声が、日常の生々しい出来事からは低めの力強い声が聞こえます。
私の中でキャラクターが固まった書き手の方には、私の脳内にいる売れっ子声優が声を当ててくれます。つまり、RPGでいうところの、一般キャラじゃなく固有キャラになったってこと。 RPGをよく知らない人は、ドラマや映画でいう、名前のある登場人物=固有キャラ、名前がない人物=一般キャラ=いわゆるモブ だと思って下さい。
 
ほんで、もちろん自分が書く文章からも声がします。もちろん自分の声です。
書くときも推敲するときも、自分の文章を読みながら心の耳で声を聞いてます。
聞きながら、「ここはリズムおかしいな」「ここは違和感あるな」とかやって、修正しています。
自分が読みながら聞いて違和感なくサラッといけたら、公開ボタンをポチっとな。
 
はい。ポチッとな。