王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

ウィズマスクの世界

緊急事態宣言が解除されても新型コロナウイルスが収束したわけではなく、外に出るときや人に会うときは相変わらずマスクを着用している皆さんこんばんは(文法がおかしい)。
 
私は5月最終週から再び普通に出勤しております。
会社にいる間は、ずーっとマスクです。マスク慣れしてないもんで、暑くてしょうがないです。最近気温が高いので尚更。
 
でもマスクも悪いことばかりじゃないです。
私のように歯並びが悪くてたまらない人間も、気にせず喋ることができます。まあ普段からそんなに大きく口開けて喋りませんが。
あと、パソコンに向かって作業しててちょっとミスったときに、口だけ変な表情を作ってショックを和らげることができます。
また、パソコンに向かって作業しているときに、声を出さずに歌を歌ってても誰にもバレませんね。 
 
暑苦しくて不自由だと思ってたマスクも、考えようによっては自由のアイテムなんですね。
 
顔の半分が隠れるわけだから、顔の美醜を前ほど気にしなくてよくなる……のかな。どうですか?

イスラム教徒の女性が、目だけ出して全身を覆う黒い布を身につけるやつ、皆さん何かで見たことありますよね。
「女性の自由を縛るやつ」だとか「好きなファッションできなくて可哀想」という見方もあります。しかし、あれ着けて働いてる女性が「見た目の美醜で判断されたり、それによって嫌な目に遭ったりすることがないので、かぶってる方が自由だ、私たちはこの布をかぶることによって自由を得ているんだ」ということを言っている新聞記事がありました。
昔それを読んで、私は感じ入りました。
それもいいなあ。って。
純粋に人格や能力だけで判断してもらえるんですよ。
美人の人だって、痴漢やセクハラに遭ったり変な男に言い寄られる確率がぐっと下がりますよ。
女同士の醜い嫉妬合戦も少しは減るかもしれません……いや、これは無いな。能力とか人格方面で嫉妬が生まれる。嫉妬ってやつはロクでもねえ感情だぜ。私は人間のあらゆる感情の中で嫉妬が最も醜いと考えている。「嫉」も「妬」も女へんの漢字なんですね。
 
話がそれましたね。マスクの話でしたね。

やっと登校できるようになった小中高の1年生は、マスクをしているクラスメイトの顔しか知らないんじゃないのか。給食のときは外すかもしれないけど、クラスメイトの顔、大半の時間はマスクしてる顔なんだね。
 
ウィズコロナならぬ、ウィズマスクの世界。
全世界的に、「人に会うときはマスク装着が基本」「マスク標準装備」が主流になったら、文学の世界も、あるあるの世界も、変わって行くに違いない。
 
「君がマスクを外す」ことが、恋人同士がぐっと距離を縮めた表現になるかもしれない。

「マスクなしで一緒にいたい」が、家族になることを表すようになるかもしれない。「マスクなしの付き合い~?」って、中高生男子がネタにし始めるかもしれない。

「マスクを外しても、君は美しいよ」という表現が一般的になるかもしれない。

顔の下半分が隠れるから、アイメイクがもっと発達するかもしれない。男女ファッション誌に、「ウィズマスク時代のアイメイク」という、アイメイクを制すもの恋愛を制すみたいな特集が組まれるかもしれない。
もうあったらすみません。
 
私は、ウィズマスクの世界が今後も続いていくと思っています。
だから色々現実的な路線で想像してみました。
 
暑くなければね。ウィズマスクもいいかもね。冷感マスクってどんなんだろうね。