王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

肉食老人

肉を食べる老人は認知症になりにくい、という話を、テレビか何かで昔聞いたことがある。
今軽く調べたところ、肉類の過剰摂取は認知症に良くないという意見がある一方、肉類からは良質なたんぱく質が摂れるので認知症に良いという意見もあった。まあ、何でもバランスが大切ということかしらね(投げやり)。
 
一昨年95歳で亡くなった私の祖父は、豚の角煮が大好きだった。そして、最期まで頭はしっかりしていた。それに相関があるかどうかはわからない。
最後の1年くらいはコロナ禍のせいで会えていなかったが、それまでの祖父は食欲も旺盛だった。
尚、祖父は、豚の角煮が食べたくなった際は自分で勝手に豚バラブロックを買ってきて、私の母に「食いてがどもって(意訳:そろそろあなたも食べたいかなと思って)」と言って手渡し、角煮を作ってもらうのだそうだ。何という身勝手か。

これが、元気な肉食老人のサンプル1だ。

サンプル2は、わが社の嘱託社員のおじさんだ。定年後にも嘱託の形で営業職を続けており、当時65歳を超えていた。
一緒に出張に行った際、安楽亭のランチに連れて行かれた。この人はお肉が大好きだという証言を、他の社員からも多数聞いている。
なんでも、家ではあんまりお肉を食べさせてもらえないから、出張に行った際にはランチにお肉を食べるのだという。
認知症の話からは逸れるようだけど、この人は間違いなく元気なおじさんですね。仕事も精力的にやってたし、もちろんボケてもいない。
 
さて冒頭の「肉食老人はボケにくい」話。

老人になっても肉をモリモリ食べる人は、ただ単に心も体も健康なまま歳を重ねている人なのではないか。
胃腸が弱くなって、若い頃大好きだった肉を受け付けなくなった人は、「歳取ったなあ……」「衰えたなあ……」とか言って、気持ちも弱ってしまった人なのではないか。
これが、私が最近抱いている仮説です。
  
肉食老人は、「肉を食べている」「から」認知症になりにくいのではなく、いつまでも肉を食べ続けられるくらい心身とも健康だから、結果として認知症になりにくいのではないか。

科学的根拠はありません。私が最近思っていることです。
要は「個体差って激しいよね」です。
 
肉食老人になれるかどうかは、強靭な胃腸を持って生まれてくるかという「運」かもしれない。
認知症のことはまた別軸の話。
 
ちなみに、夫は胃腸の衰えを如実に感じており、あんまりお肉が食べられなくなったそうです。
ちなみに、私は揚げ物を大量に食べると胃もたれを感じるようになりましたが、お肉は今でも大好きです。血糖値とコレステロールγ-GTPがすこーーーーしだけ上限値をオーバーしとりますが、だいたい健康です。目指せ肉食老人。