王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

ちょっとした善行

今日、息子のお迎え前にスーパーでちょっと買い物しましてね。

ルフレジで会計したんですけど、私の前に会計を済ませたオッサンが、カゴを置きっぱなしにして行ったんですよ。
「チッ」と思ってオッサンのカゴをカゴ置き場に置いてから、自分のカゴを置いて、さあマイバッグを計量台にセットしよう……と思ったら、台に、鮭おにぎり(見切り品)が1個置いてあるんです。さっきのオッサンの忘れ物です。
 
私は「はぁぁぁ」と思いながらおにぎりを手に取って、お店の人に知らせようとしたら、前のオッサンがまだサッカー台のところにいたんですよ。
 
「これ、忘れてませんか?」
ってオッサンに届けたよ。カゴ置きっぱなしにされてイラっとしてた割に、親切だねぇ私は。
 
届けてから、「あ、あれネコババすることもできたな」と気がついた。オッサンの会計済み鮭おにぎり(見切り品)を、持って帰って夕飯に頂くことだってできたのだ。または面倒だから気づかないフリして放置しても良かった。
 
でも、届けちゃった。
 
別にオッサンのためではない。
強いて言えば習慣だ。私はおばあちゃんに、人には親切にするよう教えられて育ったのだ。
あと、いいことすると自分が気持ちいいからだ。自己満も立派な満足のひとつである。
 
ルフレジでは、たまに置き忘れが発生しているのを見かける。子連れのお母さんが、小さいお菓子を後で子どもに持たせるために敢えてマイバッグには入れず別のところに置いて、そのまま忘れて行こうとしてしまうケースもある。何回か、届けたことある。
 
こうして私は、自分がまだ善の側に立っていることをたまに確認しては安心するのであった。
※なんだこの締めは。