王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

人が好い人の条件

字が下手くそな人と、モノマネが下手くそな人は、人が好い。

※今回のノートは100%私の独断と偏見でお送りします。なので、これを読んで何か思うところがあった方は、どうか怒ったり悲しんだり調子に乗ったりしないで下さい。


まず、字が下手くそな人は、不器用です。字が上手くなりたくてもなれない、不器用人間です。
本当に字が上手くなりたかったら、上手い字を真似して書けばいいんです。それが「ペン字」の練習です。日ペンの美子ちゃんです。それでも上手くならない人は、真の不器用人間です。

モノマネも同様です。
モノマネというのは、対象をよーく観察して、特徴を掴んで、自分のフィジカル面(声だとか動きだとか顔だとか)を駆使してそれを再現することです。
モノマネが下手な人は、対象を観察する能力が足りないか、特徴は捉えられてもフィジカルがそれに追いつかないか、どちらかです。
特に前者だと思うのですが、どちらにしても、モノマネが下手な人は不器用だと言えるでしょう。

そう。字が下手くそな人とモノマネが下手くそな人に共通する特徴は、「不器用」なんです。
不器用人間は、目端がききません。ずる賢く立ち回れません。自分を偽らず、まっすぐ生きることしかできません。
その結果、みんなに、表裏のない「人が好い人」と見なされます。
 
字が下手くそな人とモノマネが下手くそな人の他に「標準語を話せない人」というのもあるんですが、方言は別に直すべきものでもないし、ネイティブ標準語話者は適用外になるので、外しました。
でも、これは結構重要な分かれ目なんです。なぜなら、生まれたときから染み付いてきた言葉のイントネーションに自ら改革を起こす能力があるかどうかという話だからです。あと、地方民が標準語を話そうと思ったときは「標準語のモノマネ」をしないといけないからね。
それができない人は、やっぱり不器用なのです。
 
これまでさんざん、不器用=人が好い と説明してきましたが、器用=人が悪い ではないです。逆は必ずしも真ならずです。
字が上手くてモノマネも上手くて器用な人は、単に器用な人というだけです。悪いことはありません。要領が良くて世渡り上手だったりしませんか?
 
皆様におかれましても、友人知人がどっちのタイプに当てはまるか、思い出してみて下さい。いい人って、字が下手じゃないですか?
 
ちなみに私は、字が下手でモノマネ(特に歌マネ)はわりといけて、標準語っぽいものを話していますが、世渡りはド下手くそです。

結局のところ、器用さを持っていても、それをどの方面で発揮するかという、使いどころが重要なのですね。