王様ホール

考えたことや感じたことや起こったことを書きます。

表現へのこだわり

前回、

yamakinkin.hatenablog.com

18年前に私自身が書いた文章を、敢えて註1個しか入れずにそのまんま引用してみました。
言い回しがところどころイタかったですね。今もあまり変わりませんか?そいつは失礼致しました。

当時はとにかく「自分の味を出そう」と思っていたような気がします。「自分の味」がどんなものかもわかっていなかったくせに。

今はわりと「自分の味」がわかってきて、プラスアルファとして表現のディテール方面にこだわっています。20年近くも断続的にインターネットに何かをupしてて、成長しない奴はいないよ。

例えば、同じ言葉を書くにしても、ひらがなとカタカナと漢字とで読者に与えるイメージが全然違うとか。
例えば、語尾や主語の選び方でもイメージが違うとか。語尾に「よ」をつけるかつけないかでも、捉えられ方が随分違うとか。
行間をびっしり詰めるよりは適度に空間を開けた方が読んでもらいやすいなとか。

こういうところに気を配っていますが、このこだわり、お読みの方には別に伝わらなくてもいいです。所詮は自己満足です。
ただし、ストロングゼロドライを日常的に飲んで酔っ払いながらも、私は私の表現方法で私を表現しています。
↑ここ「表現しています」にするか「表現しているんです」にするか迷うポイントです。強さが違ってくる。

前回(冒頭のリンクのやつで)米津玄師のこと書きましたけど、彼は歌詞にもかなり特徴があるみたいじゃないですか。私歌詞いらないから知りませんけど。
私にも言えることは、彼の作る曲はキャッチーで、優れている。これだけ。

なのに、私のような米津素人は、ドラマ「ノーサイド・ゲーム」の主題歌「馬と鹿」を聴いて、「これコブクロだよね?」って言っちゃうんですよ。
米津玄師のようなプロの売れっ子ミュージシャンが丹精込めて作った楽曲が、素人にかかれば「コブクロ?」ですよ。いや、コブクロは優れたミュージシャンですが。

どんなに頑張っても、1/3も伝わらない(これはシャムシェイド)。

伝わらないからといって手を抜くともっと伝わらなくなるので、私はこれからもこだわり続けます。