私は、思ったより、ヴォーカル重視で音楽を聴いている。
ヴォーカル及びヴォーカリストの構成要素は色々ある。声質、歌唱力、表現力、カリスマ、キャラクター、（時にはルックス）……
色々あるけど、私は声質重視である。
声が好ければ、歌唱力に多少難があっても許せてしまう。
その最たる例が、TM NETWORK(≒TMN)の宇都宮さんだ。彼ははっきり言って歌が上手くない。しかし、声がとてもかっこいい。セクシー。
中学生～高校生の頃にTMにドハマりしていたが、私は当時から宇都宮氏（通称ウツさん）の歌の上手くなさに気付いていた。それでも良かった。私、小室ファンだったし。
小室の楽曲を歌うウツさんの歌が好きだったのだ。
そのうち私は、洋楽メタルに傾倒していった結果、「日本の音楽は歌に重きを置きすぎだな、もっと楽曲とか演奏力とかを評価すべきだ」「歌重視はダサい」「だから日本の音楽はダサいしレベルが低い」という考えに捉われていった。
主語デカすぎです。中二病の戯言・私の黒歴史と捉えて下さい。
あ、TM NETWORK→TMNへのリニューアルに伴うTMのハードロック化は、私が洋楽メタルに傾倒したきっかけのひとつです。
リニューアルって言葉、今ではよく聞くけど、小室哲哉がTM NETWORK→TMNにするときに言い出してから徐々に一般化したんだからね。※諸説あります。
私が当時TMのラジオで聴いてたんだから間違いないです。「TMN宣言」「TM NETWORKはTMNにリニューアルします」って言ってたのは確かです。それまではリニューアルなんて言葉、聞いたことなかったです。
いろいろ脱線してTMのことばかり語ってしまいました。すみません。
歌重視はダサいなんて考えてた私が、よく考えてみると、今好きで聴いている音楽はヴォーカルが好みなのが多いなーと気づいたのです。
ここで私の好きなヴォーカリスト紹介ーー。
その1 MOONSPELLのフェルナンド・リベイロ様。ポルトガル人。
www.youtube.comMVがワケわかんないのは謝る。漁港でSM？
デス声も普通声も両方イケる人で、実にセクスィー。歌もちゃんと上手いし、私のセクスィー番長です。愛してる。
小太りでハゲかけていても、声がセクスィーならオールオッケーなのです。
その2 Lacrimosaのティロ・ヴォルフ様。ドイツ人。
www.youtube.com好みかと言われたらそうでもないんですが、ものすごい特徴的な声ではないですか？
私、宝くじで10億円当てたら、Lacrimosaを招聘して都内のどこかライヴハウスで私主催のライヴを開催して、ラクリモファン全員無料ご招待して、ティロ様に美川憲一の「さそり座の女」を歌ってもらうんだ……。私もステージに上がってコルネットかホルン吹くんだ。
という妄想するぐらい愛してるお方です。
その3 ささきいさお様。日本人。
www.youtube.comマジで好きです。歌は完璧に上手いし、声質は渋いバリトン。
アニメソング界の帝王！キング！
水木一郎がアニキなら、ささきいさおはキング！
どんなに馬鹿げた歌詞でも、誇りを持って完璧に歌い切る姿勢、本当に素敵です。
ささきいさお様なら宇宙戦艦ヤマトとか銀河鉄道999とか有名どころはいっぱいあるんですけど、敢えてゲッターロボを貼らせていただきました。「ガン！ガン！ガン！ガン！」とか「ゲット！ゲット！ゲッターゲット！」とか、並のヴォーカリストならここまで歌い切れませんよ。
声質は、才能です。
