2022年6月10日_ピラフプレート(プレパラートに非ず)
私の推しキャラ
普通に読む人もいる pic.twitter.com/iJNo8fCL4I
— ダ・ダ・恐山 (@d_d_osorezan) March 23, 2022
お父さんは心配症……いない。
スマホハンター
木曜の夜、スマホを無くした。
家の中のどこかにあるだろうことは記憶から明らかだ。だから「寝るまでには出てくるさ」と、私は呑気にPCを立ち上げて、新しいブログのデザイン(PC版)をいじったり色々やって遊んでいた。
さて寝ようかという段階になって、スマホが本格的にどこにも見当たらないことに気づいた。
私は注意力が散漫だということを自分で知っていて、よく物を無くすので、スマホの置き場所はだいたい決めている。ここになかったらあそこ、というように、3ヵ所くらい探すとだいたい見つかる。
それでも見つからないときは、家の固定電話から携帯に電話をかけて、バイブ音を頼りに見つける。
ところがその夜は、いくら電話をかけてもバイブ音が聞こえなかった。いつもの探し場所の他、その日持って行ったバッグの中も、その日着ていた服の全ポケットも探した。
ここらへんから焦り始めた。一応、車の中も隅々まで探した。家と車を2周探しても見つからなかったので、子どもの英会話教室かそこの駐車場かもしれないな、明日連絡しよう……と思って、ひとまず寝ることにした。
寝室に行くと、私の布団のド真ん中で息子(小1)が寝ていた。娘(小6)も娘の布団で普通に寝ていた。
そこまでですっかり疲れていて、息子をどかすのも面倒だったので、私はリビングで寝ることにした。
リビングで寝るメリットはいくつかあった。
まず、スマホにはアラームがセットしてあるので、朝5:50になると「ビョンビョン」って振動するはずだ。そのビョンビョン音が聞こえたら、その場所を探せばいい。寝る前に探したときは着信のバイブ音が聞こえなかったけど、アラーム時のビョンビョンなら毎朝聞いているので、きっと気がつくはずだ。
そして、スマホのアラームがどこからも聞こえなかったとしても、炊飯器とホームベーカリーの電子音によって朝6:00には起きられるので、仕事や子どもたちの学校の用意には間に合うはずだ。
「はずだ」「はずだ」ばっかりだけど、それにすがるしかなかった。
朝5:50のビョンビョンが鳴らなかったら金曜の出勤前に英会話教室の駐車場に行こうと思った。
スマホの充電がどのくらい残っていたか把握していなかったのは不安だった。スマホが家の中にあるのに、充電が切れてしまっていたせいで朝5:50のビョンビョンが鳴らなかったとしたら、最早見つける術がない。
「私が見つけるまで、生きていてくれよ」と思った。
そう考えたら、私がリビングで寝るのは、朝になると現れる何らかの生き物を捕まえるために現地で張り込みしてるみたいだったな。
生きていたら朝に必ず鳴く生き物。
鳴いた瞬間に位置を特定して捕まえてやる。朝まで生きていてくれ、頼む。
人をダメにするクッションの上で毛布をかけて横になりながら、私は少しワクワクしていた。
スマホが見つからなかったらどうしようという不安が7割、ハンティングのワクワクが3割で、ぜんっぜん眠れる気がしなかった。
結果、スマホは見つかった。
朝5:50に、どこかからビョンビョン音が聞こえたのだ。リビングのどこかに、"あいつ"がいる……!
子どもたちの絵本などを入れる本棚から、"あいつ"が無事発見された。普段絶対に置かない場所だ。
捕ったどーーーーー!!!
前の晩、本棚の前でゴロゴロしながらスマホでゲームをしていたところ、何らかの理由で子どもに呼ばれたのだ。私は返事をしながらぞんざいにスマホを本棚に突っ込み、子どものところに行った。
それから色々と、ブログをいじるのも含めて忙しくしてたので、それっきり、寝る時間まで、スマホのことを完全に忘れてしまっていた。
これが真相である。
ハンティングに成功したハンターの気分だ。
冨樫先生……HUNTER×HUNTERの続きが読みたいです……。
※ちなみに、これを書いている時期は、冨樫先生が突然Twitterに現れて書きかけの原稿の画像をupしてた時期です。
自己紹介なんてするタイプじゃなかったんだけど
はてなブログでははじめまして。山本金魚と申します。
ブログ自体、開設するのは初めてです。
インターネット黎明期の個人ホームページで雑文とか、mixi日記とか、最近まではエッセイ投稿サービスとかで色々書いていましたが、「ブログ」というものは本当に初めてです。
今更感あるなあ。そして緊張するなあ。
本当は、ブログを始めるに当たっての自己紹介なんかしたくありません。
私の美学としては、なんか書きたい、なんか発信したい、なんか自分の文章や自分の表現を誰か見てくれ、頼む!って言って出てきたものをアウトプットしたい衝動でブログやら何やらを始めるのが王道だと思ってるんです。だから自己紹介なんかより先に、衝動的に発生した「自分の表現・第1回」がそこにあるべきなんです。
もちろんこれは私個人の感想ですし、私個人の美学です。本当は最初に自己紹介があった方が親切だと思います。最初に自己紹介する方は大勢いらっしゃいますし、それを否定しません。
なのに、なぜこんなことをウダウダ言ってるのかというと、最近まで書いてたエッセイ投稿サービスが6月で終了するので、やむにやまれずブログを始めるからです。
私の初期衝動は、そちらのサービス第1回で放ちました。気持ち良かった。
文章を書いてインターネットの荒海に「えーい」って放流するのが好きで、どうしてもやめることができません。まだまだ文章で表現できることはあると思います。
写真くらいは多分たまに貼るけど。
最初に申し上げておきますが、私は自意識過剰で、自己顕示欲と承認欲求が強いです。
でも「気持ちのいい人間」を目指しているので、他の人が不快に思うことはしたくありません。
自分の美学に則って、こちらで色々書かせて頂きます。
なんか色々言ったようで、自分のことは「HNが山本金魚」ということしか言ってない気がするな。
まあ、ぼちぼち書くね。
ベビーフードの思い出
娘が赤ちゃん時代、つまり10年以上前から、生協の個人宅配を利用している。
毎週配達されるカタログから買いたいものを選んで注文すると、翌週品物が配達されてくるという仕組みだ。
カタログを10年見続けていると、この10年の間に色々な変化があることがわかる。
物価が上がった。
肉が高くなったり、冷凍食品の入目が減った。生協で買うものと普通のスーパーで買うものの顔ぶれが少し変わった。
冷凍食品の調理方法が変わってきた。
昔は「解凍してから焼く」「揚げる」が多かったのに、今は「レンジ」が多い。
そして、ベビー及びキッズ向け食品のコーナーが1~2年前から大幅に増量された。
私が生協を利用し始めた頃はカタログのすみっこにひっそりと「ベビーフードも一応売ってるんですよ~」ぐらいの感じで掲載されてたのに、今はカタログ2ページが丸々、ベビー及びキッズ向け特集になっている。こどもにやさしい世の中、嬉しいね。もう我が家には必要ないの、悲しいね。
もう5~6年早かったら良かったね。
いや、本当はそんなことない。
我が家の娘&息子は、おっぱい大好きすぎて離乳食をぜんっっっっっっっっっっっぜん食べないお子様たちだったのだ。
生協のカタログもそうだけど、スーパーやらベビー用品店やらに行くと、いろんなメーカーが作った、いろんな月齢に合わせたいろんな料理のベビーフードが、色とりどりに棚をびっしり埋め尽くしている。それを見るにつけ、私は、「いいなあ、こういうのを最大限利用してみたかったなあ」と思うのだ。
「チキンと野菜のリゾット」だの、「かぼちゃのグラタン」だの、「お出かけランチセット(和風及び洋風)」だの、企業が一生懸命開発した美味しそうなベビーフードがいーーーっぱいあるじゃないですか。なのに、うちの子たち、どれ一つとしてまともに食べなかったんですよ。
手作りにすればいいという問題でもありません。手作りも同じくらい食べなかったっす。
よく育児書に「手作りした離乳食を食べてくれないのは悲しいですね、市販のベビーフードなら、もし食べてくれなかったとしても精神的ダメージが少ないのでは?」みたいなこと書いてあったんですけど、私の意見は違います。どちらも等しく食べてくれないのであれば、金出して買った市販のベビーフードより手作り離乳食の方が安上がりなんだから、どうせ廃棄するなら手作りの方が精神的ダメージが少なかったです。よって、離乳食はほとんど手作りし、そのほとんどがゴミ箱に消えました。
心折れるて。
ノイローゼ寸前まで行った。
子どもたちは、保育園で給食を食べるようになってから、少しずつものを食べるようになりました。
初めのうち(1歳代)は、帰ってくるなりおっぱいおっぱいで、夕方の離乳食はちーっとも食べませんでした。
栄養のためにはおっぱいを飲ませた方がいいけど、おっぱいに頼ると離乳はいっこうに進まない。おっぱいをやめたら離乳食を食べるようになると言われてるけど、もし食べなかったら……?
このジレンマに陥り、めちゃくちゃ悩みました。
幸いなことに、今では娘は身長155cmのむっちり系小学6年生に成長し、息子も何でも美味しく食べられる元気な小学1年生に成長しました。息子の最近のトレンドは「野菜」だそうです。
だから、離乳食を食べないなんていう悩みは、最終的には取るに足らないことです。
でも、その時期に悩んでいるお母さんが本気で悩んでることは本当によくわかります。「最終的な将来のことはわかったよ、今どうすればいいのか教えてくれよ!悩んでるのは今なんだよ!」と、当時の私は思っていました。
それをわかった上で言う。なんとかなる、と。
こんなアドバイスしたら、何の解決にもならなくてがっかりされるやつですね。でもこれしかないの。
そんなこんなあって、私は未だに、イオンとかでベビーフードのコーナーにふらっと立ち寄って、じっくり見てしまいます。
「いっぱい美味しそうなのあるなあ」「これ、当時の子たちが食べてくれたなら、次はどれにしようとか言いながら、なんぼでも買ってあげるのになあ」「ベビーフードをぱくぱく食べる子に、ぱくぱく食べさせてみたいなあ」「こんなにメーカーが努力して作ってるのに、私と子どもがその恩恵を受けられないなんて不憫だ(謎)」
そんなことを思います。
子どもたちが今元気ですくすく育ってるから、所詮は無いものねだりのI want youです(C-C-B)。
利用できる環境の人は最大限利用するといいですよ、ベビーフード。でないと私が可哀想だ(えっ